今年も残すところ3ヶ月を切りました。葉山の海は、夏の暑さを名残惜しみつつも、静かな海岸の姿に移ろうとしているようです。気温がぐっと下がり、私たちが身に纏う服にも移ろいを感じます。
前回紹介したSunshine+cloud裏の森山社では、例大祭が開催されました。例大祭とは、一般的にその神社の誕生を祝うものでありますが、森山社では、祭りと同時にお水取りと世計りという神事を行っています。元の由来は『新穀の収穫祭』。しかし、暦の変化に伴い現在は、翌年の五穀の豊凶や天候を占う歴史ある神事となりました。参加した方もいらっしゃるのではないでしょうか。祭り当日は、囃子と神輿で町に活気をもたらしてくれました。
四季の感じ方は人それぞれあるかと思います。私は、空を見上げることを日課にしていますが、最近は風に乗って流れているような『巻雲』をよく見かけるようになりました。夏の空は大気中の水蒸気によって白く靄がかっていますが、秋や冬は空気が澄み透明度の高い空に変化します。
葉山の海でも、冬に近づくにつれ西側には富士山がくっきり顔を現します。そんな空を眺めながら、失いつつある日本の四季を守っていくのも私たちの役目だなぁと感じています。
まずは是非、葉山の自然で初秋を感じては如何ですか。