GOOD SWELL JOURNAL / IN THE SUN

Librairie côte d’une couleur(リブリー・コート・デュンヌ・クルール)、日本語は、一色海岸書店。そんな名前を付けた古書店を、一色海岸にあるアトリエを改装して開くことにした。棚は知人の大工に頼み完成し、本は、古書店主を目指すO君に頼み、これから値付けや書棚を揃えてもらうつもり。作品などいろいろなものを整理しつつ、少しずつだが、ようやく形になってきた。この分だと4月の半ばくらいにはオープン出来そうだ。毎日開けられるかどうかは未定で、とりあえずは週末だけになると思う。この場所を、開かれた場所として機能させ、いろいろな人に参加してもらって、店を自由に使ってもらいたいとも思っている。地域の中の小さなコミュニケーションの場といったものを目指していて、古書店というのはあくまでも、そのスタイルでしかない。ここはwindchime booksという出版社の基地でもあるので、出版も同時に行っていくし、在庫の販売もしていかなければならない。『ボタンとリボン』という詩の雑誌も4号目を5月には出したいと思っているし、自分の詩集も同時期に出す予定だ。とにかく、この場所を活性化していくことで、葉山の文化というものをきちっと継承させていくようなものを築いていければと思う。集まってくる人、集まってきた人たちが、自分たちのことを語り合い、また、その知識や経験を伝えてもらう。堅苦しさのない自由な葉山の風土といったものを活かしながら、自分たちなりの生活基盤を整えていくための材料のひとつになれればいいと思っている。(h、n)