GOOD SWELL JOURNAL /

Sigのデザイン

幾つもの縁が重なり、風が背中を後押ししてくれ、そして水が流れるように今年の7月に奄美大島にお店をオープンすることになりました。僕自身さえ、いまだ不思議な感情の中、この素敵なプロジェクトがもうすぐ始まることを心待ちにしています。約1年前、この話がスタートしたときにふと頭に浮かんだことが 「お店のロゴデザインをSig Zaneに作ってもらう!」ということでした。なぜなら彼もこのプロジェクトとの縁があり、そして深い係わりがあったからです。2006年の夏、Sig Zaneは妻でもある偉大なクムフラ、ナラニ・カナカオレと、そして息子のクハオと共にこの奄美大島を訪れ、島の人達とフラというハワイの文化を通じて交流を深めました。それ以来、Sigと会うたびにイベントを思い出してはまたいつか同じようなことができればと話していた。お店の話が本格的に決まったとき、先ずは彼に奄美大島にお店を出すことを連絡し、そしてロゴの依頼をした。彼は自分の事のように喜んでくれ、ロゴのデザインの件に関しても快く引き受け、そして色々なアイディアを提供してくれました。
「奄美の植物でデザインしよう!」
それから奄美の植物の写真を撮り、書籍から資料を集め、打ち合わせを繰り返した。彼は植物を選ぶ段階からその植物たちの植生、植物に何か意味があるのか、そして島の人達はその植物にどのような思いがあるのかを確認していた。彼にとって植物はデザインのモチーフだけではなく、その植物の持つ意味が重要だと言います。そしていくつかの候補の中から、ソテツを選んだ。ソテツ類は古生代末から中生代にかけて繁栄した植物で、現生のものは生きた化石ともいわれ、奄美のどこにでもよくあり一般家庭でも繁栄や幸運を呼ぶ木として植えられることが多いそうです。Sigもこの力強く生命力が溢れるソテツが気に入ったようです。
先日、Merrie Monarchが終わり少し落ち着いたSigからメールが来た。そのメールには「デザインをスタートするよ!」という文字とwarming up用にハンドカットされたデザイン、そして空に向かって力強く葉を広げて行く瑞々しいソテツの写真が付け加えられていました。(ht)
ソテツ(蘇鉄、学名:Cycas revoluta)は、裸子植物ソテツ科の常緑低木。ソテツ類の中で日本に自生がある唯一の種である。