GOOD SWELL JOURNAL /

LOW KEY SONGS #3

もう何十年も前になりますが、60年代の終わり頃はフォーク・ソング・ブームで、高校生の頃はフォークソング・グループを作って歌っていました。ほとんど、キングストン・トリオやブラザース・フォア、ピーター、ポール&マリーの曲やコーラスをコピーしたもので、それはほぼ全国的に流行していて、同じようなグループが高校にも大学にもたくさんありました。ヴェンチャーズによってエレキ・ギターが普及し、コピーする人たちが多かったのですが、その頃は、もうヴェンチャーズも古く、ビートルズやローリング・ストーンズといったコピー・バンドの音も、フォーク・グループ同様にどこの学校に行っても聴こえてきました。この「朝の雨」というのは、その頃から聴いていた曲で、カナダのフォーク・シンガー、ゴードン・ライトフットの作った歌です。多くのミュージシャンが取り上げ、個人的には、やはりカナダのフォーク・デュオ、イアンとシルビアが歌っていたものが好きでよく聴いていました。このイアンとシルビアにも「フォー・ストロング・ウインド」というオリジナルのヒット曲があり、ニール・ヤングも歌っていました。ニール・ヤングもカナダ人なので、きっと自分と同じように若い頃に親しんでいたのだと思います。

『朝の雨』

朝の雨っていうのは
こういう歌なんだ
家から遠く離れて
ポッケトには砂粒だけ
恋することもなく
ただ流離うだけ
イン・ジ・アーリーモーニング・レイン
どこに行けばいいんだろう

昔から聴いてきた
カナダのイアンとシルビアの歌で
国中を旅する放浪者の気持
風は冷たく
酒を飲んでは
故郷をただ想い続ける
恋してきたひとたちは
いまどうしているのだろうかと

エンジンの音が聞こえる
     銀の鳥が飛ぶのさ
早く君のもとへ
君も僕のところへ
雨は降り続けるけど
君はいつも輝いていた
だからそれに乗りさえすれば
たった3時間くらいで会える

この歌を聴いて           In the early morning rain
もう40年くらい経つ        With the dollar in my hand
でも失われないのは         With an achin’ my heart
この歌を聴いたときの風       And my pocket full of sand
いまでも想えば           I’m a long way from home
柔らかな風が吹く          And miss my loved ones so
歌い出せば             In the early morning rain
そう、イン・ジ・アーリーモーニング・レイン  With no place go

(SONG/GORDON LIGHTFOOT LYRIC/NAGAI HIROSHI)