GOOD SWELL JOURNAL /

LOW KEY PEOPLE #24

2日に一度程度、近所のスーパーに買い物に行くが、そこで、たいてい誰かしら知り合いに会うことになる。近所にスーパーは3ヵ所あり、気分によって場所を替えるが、その気分が一致するのか、その3ヵ所のいずれかで必ず出会う夫婦がいる。彼らも葉山に住んで長いが、お互い、そんなに良く知っているという間柄でもない。しかし、週に一度は、どこかしらのスーパーで顔を合わせるのだ。そこで少し話し込むことになり、お互いの生活のことやら、最近の仕事などを知ることになる。しかし、不思議なのは、その夫婦とは、葉山に住む前からの顔見知りで、葉山で出会う前はロンドンで会っていたりする。と、何かの縁というか、そんなものを感じる。実際、彼らの娘の勤める会社で、以前、仕事をしたことがあり、そこで制作したものを彼女が見つけたという話を、先日スーパーで会ったときに聞いた。同じように、よく会う人たちに顔見知りの子どもたちがいる。といってもこちらが覚えているのではなく、たいていは挨拶される。いつの間にか大きくなっていて、お使いにも行けるようになり、会えばきちっと声を掛けてくるから、いい子に育ったなあと感心したりする。それに、スーパーのレジでアルバイトをしているということもある。ボーっと買い物カゴを差し出すと、レジのお姉さんがニコニコしているから誰かと思ったら友人の娘だったりと、とにかく、いつの間にかみんな大きく成長しているのだ。それに、最近は、赤ちゃんを連れた知り合いにも会うことが多くなった。生まれたという話を聞いていても、すぐに会いに行くほどの間柄ではないから、こういう場所で、赤ちゃんの顔を見せてもらうということが多い。葉山での生活もいつの間にか長くなったから、こうして人の集まる場所に行くと、いろいろな出会いを感じる。小さな町は、そこに住む人たちの姿や生活が見えるから楽しい。このままずっと住んでいれば、もっと出会いは多くなるはずだが、あの人最近見かけなくなったと言われるような年齢にも近づいてきたから、もう少しあちこち出掛けて、町に住む人たちとの交流を深めておきたいと思う。(h.n)