GOOD SWELL JOURNAL /

LOW KEY PEOPLE #23

葉山、一色に仕事場を持っていて、毎日、午後はそこで過ごしているが、いつも外で過ごし、周囲の掃除などしてくれているおばあちゃんがいる。仕事場のドアの前なども気がつけば掃除されている。誰にでも気さくに声を掛け、楽しい話をしてくれるから、みんなから愛されている。そのおばあちゃんが、先日、テレビに出ていた。おばあちゃんの住む家の横の空き地で、タレントのベッキーがおばあちゃんの手料理を楽しそうに食べているという内容だ。実は、その空き地を隔てた隣家がベッキーのお父さんの別荘(といっても庶民的な家)で、子供の頃からよく来ていて、おばあちゃんとも親しいのだ。ベッキーには会ったことはないが、彼女のお父さんとはよく会うというか、見かける。夏になると、よく若者を集めてはカヌーや宴会に興じている。そして、今年は一色海岸に海の家も出した。先日、おばあちゃんに会ったら、ベッキーが海の家を出したから行ってやってよと声を掛けられた。それでちょっと見に行ってみると、上機嫌のベッキーのお父さんがいて、砂浜を歩く人に声を掛け、ベッキーのお父さんと言っては一緒に写メなどに収まっている。このところ、一色海岸の海の家も評判を呼んで、どこも都会からやってきたような人たちに占領され、人に溢れているから、以前は夜になると集まってきた地元の人たちはあまり顔を出さなくなった。それだけに、近所に住む人がこうして陽気に夏の場所を作ったということは、ちょっと楽しい。もっとも、ベッキーが友人のタレントなどを連れてやってきたら、ちょっとした大騒ぎになるに違いない。ひっそりと楽しい場所。近所に住んでいると、いつもそんなことを思う。もともと、葉山はそんな場所に溢れたところで、そこに住む人たちも、こっそりそれを楽しめるということがちょっとした自慢だったのだ。(h.n)