GOOD SWELL JOURNAL /

相変わらずバンジョー馬鹿が続いている。バンジョーを弾くということが面白くなってきたら、今度は、その音楽、とくにブルーグラスと呼ばれているカントリー・ミュージックに惹かれるようにもなった。そして、とうとう、その最大のイヴェントでもある、箱根、夕日の滝で8月の末に行われた、サンセット・クリーク・ブルーグラス・フェスティヴァルに楽器を抱えて行ってきた。ブルーグラスは、バンジョー、ギター、マンドリン、フィドル(バイオリン)、ベース、ドブロ・ギター、ギターなど、アコースティック楽器で演奏され、イギリスやアメリカのトラッド曲を中心に作られ、演奏、歌、やコーラスなども完成されたものがある。それを、みんな学習し、覚え、そこから、自分たちなりのスタイルを築いていくというものだ。それだけに、有名曲はみんな知っていて、楽器を持ったものが集まればすぐにセッションとなる。フェスにはステージが設けられていて、エントリーすれば誰でも参加できる。それもプロもアマも区別なく参加費を払い、1グループ10分という枠が決められている。それが3日間、学生から中年、老人のグループまで、朝から深夜まで繰り広げられから、それを、みんな山の中でキャンプしながら楽しむ。ステージが終われば、今度はそれぞれのキャンプに戻りセッションが始まる。そして、そこにどんどん楽器を持った人が集まり、輪を作り、それぞれが腕試しをするかのようにソロなどを披露する。自由に入ったり去っていったりと、自由自在に音楽を楽しむ人たちの集いが、明け方であろうと深夜であろうと、ずっと続くのだ。ブルーグラス一色で、とにかく、この音楽に嵌ってさえいれば興味は尽きない。ひとくちにブルーグラスと言っても、その音楽の根は深いから、勉強することも多く、単に楽器を持って馬鹿騒ぎするというよりは、学究的なものが付随するので、みんなテクニックや曲などを学びながら真面目に楽しんでいるところが、ちょっと面白いところで、こちらもその懐の深さを試されることになる。そして、帰ってから、もっと勉強しなければと、思い悩むことになり、来年こそは、もう少し進歩した形で参加したいという気持に溢れる。箱根以外にも関西では宝塚などでも行われていて、来年は各地のフェスに出向いては腕を磨くなんてことを夢見る。なんだか久しぶりに心踊る場所を見つけた気がする。(h.n)