GOOD SWELL JOURNAL /

一昨年の暮れにバンジョーを手に入れてから、練習を始め、昨年は、BANJOMANという作品を制作し、個展を行い、自分の詩の朗読などでもバンジョーを弾いた。バンジョー熱はまだ醒めることなく、今日も、eBeyなど開き、VEGAのロング・ネックのバンジョーが欲しいと探したりしている。バンジョーを初めて弾いたのは高校生の頃。ピアレスという安価な日本製のバンジョーを買い、フォークバンドを組んで弾いていた。しかし、当時は、弾くといっても簡単なコードを押さえただけで、それ以上上手くなることもなく、その後すぐに手放してしまった。しかし、その時に買ったバンジョーはロング・ネックで、通常のものより、4フレットほど長いもの。「花はどこに行ったの」を作ったピート・シーガーが考案したものと言われていて、本人は90歳くらいだが、現在も元気に弾いている。欲しいと思っているのも、そのピート・シーガー・モデル。もっともちょっと手が出ない値段。高校生のときは、キングストン・トリオの曲などをコピーしていて、彼らが使っていたのもそのロング・ネックのバンジョーで、それを真似て買ったのだと思う。ちなみに、キングストン・トリオのデイヴ・ガード・モデルというのもあるのだが、これもまた手が出ない。バンジョーには、弾き方が大きく分けて2種類あり、金属の爪を付けて3本の指で弦を素早く弾く、スリー・フィンガー・スタイルと、ひとさし指と親指をCの字の形にして指を弦に叩きつけるように弾く、フレイリング、もしくはクロウ・ハンマーというスタイルがある。バンジョーもそれに合わせて、リゾネーター付きとオープン・バックというのがある。欲しいと思っているロング・ネックはオープン・バックで、どちらかと言えばフレイリング用のもので、古典的な弾き方。ということで、最近はスリー・フィンガーだけでなく、その古い弾き方で、アメリカの古い民謡なども研究というか、勉強している。ギターが大好きで、何十年も弾いてきたが、ずっと適当に弾いてきただけなので、上手そうに見えても、もう、これ以上進歩がないというか、向上心が失せているが、バンジョーの場合は、基礎から始めたので、それなりの成果がある。音楽のルーツも含め、きちっと理屈を学習しながらなので、ちょっと学究的なのだ。もう早弾きなどのカッコ好さを追求するのではなく、渋さと味を求めている。結構な年齢になったこともあり、バンジョー共々、イナタイ感じの深みが増し、やがては好いジジイに成り上がってやろうと思う日々が続いている。(h.n)