GOOD SWELL JOURNAL /

最近一番のお気に入りはフラット・マンドリンで、この楽器を手に入れてから4ヵ月ほどになるが朝から飽きることなく手にしている日々。フラット・マンドリンというのは、カントリー&ウエスタンなどでよく使われているもので、さほど珍しいものではない。といってもこの楽器を持ち歩いていると、それ何ですかとよく訊かれる。
通常のマンドリンは、胴のところが卵のように膨らんでいるが、その膨らんだ部分を切り取り、平らにしたので、フラット・マンドリンと呼ばれているもので、ヨーロッパからの移民がアメリカに持ち込み、音楽の変化に対応しながら使い易いように進化させたものだ。音はマンドリンと同じで、弦を2本ずつ一緒に弾くようになっていて、遠目には4本に見えるが、8本で構成されている。ウクレレよりひと回りくらい大きいだけなので、持ち運びも便利だ。ブルーグラスと呼ばれるカントリー・ミュージックの世界では、バンジョー、ギターなどと共に演奏され、70年代以降は、アコースティック楽器による、より高度な演奏スタイルというのが確立されて、ドーグ・ミュージックなどとも呼ばれ、ジャズやウエスタン・スイングといったものを目の覚めるような早弾きで聴かせる。自分もまた、そんな世界に憧れ、日々、努力しているが、まだコードもしっかりと押さえることができない。しかし、久しぶりに愛すべき楽器を手に入れた嬉しさもあり、旅先にも携帯し、暇さえあれば練習に励んでいる。
アメリカのカントリー・ソング、イギリスのトラッド曲など、いろいろ研究しては、こういう感じで弾きたいと、憧れは増すばかりで、楽器も、もっとオールドの骨董品のようなものが欲しいと思ってしまう。とにかく、50の手習いだが、新しい音楽世界に満足している日々。ちょっと弾き過ぎて肘を痛めてしまったのだが。h.n

興味のある方は、このCDをお勧め。
ドーグ・ミュージックの先駆者、デヴィッド・グリスマンの最近の名作『DAWG DUOS』。カントリーというより、様々な楽器の達人と2人で語り合うように演奏している。静かな時間を爽やかに過ごすことができます。