GOOD SWELL JOURNAL /

葉山のアトリエで文章などを書くワークショップを始めて丸2年が過ぎた。『フノリ』、『ベジス』という文芸同人誌のようなものも2号、3号までとそれぞれふたつのグループが発行している。4月の終わりには、逗子のcoya cafe´でポエトリー・リーディングを開催し、これから2ヶ月毎に行っていく予定になっている。WINDCHIME BOOKSから詩集を出した村椿菜文さん、女性ふたりで活動しているステレオ・シスターズなど、それぞれが工夫を凝らして自分たちの書いたものを朗読したり歌ったりする。
coya cafe´は料理研究家として活躍している根本きこさんが作った店で、古くからの知り合いでもある。海辺の町に住み着いて、S+C同様、自分たちのやりたかったことを具体化していったひとつの形でもある。店が出来れば、そこに人が集まり、人が集まることで、その場の匂いのようなものが生まれ、やがては文化といったものも育っていったり、定着していったりする。
湘南は、いままでにも、そんなことが数多く繰り返されてきたところで、その実験的な試みは、海、そして光の輝く場所柄もあり、常に目新しさと共に、形の好いスタイルも伴ってきた。
しかし、このワークショップでの試みは、さほど格好の良いものではない。文章を書くのも、本を作るのも、まったく経験のないところから始まっている。人前で詩を読むといったことなど、10年早いと言われてしまうほどの実力なのだが、とにかく試みてみることで、自分たちが本当にやりたいことは何だろうとか、また自分たちなりに出来ることは何だろうということを知ることになる。とにかく手探り状態なのだが、そんなところから今までにない在り方のようなものが生まれていくような気がしている。いまは、そんな過程だ。だから、それがどこまで続くのか、この活動を静かに見守っていて欲しい。興味のある方はhttp://souffle.drawing.jp/をご覧ください。次回のポエトリーのイヴェントは6月17日の予定。(hn)