GOOD SWELL JOURNAL /

中学生の頃、ビーチボーイズの音を耳にしてから、現在までずっとファンでいるのだが、現在、ビーチボーイズはもうほとんど機能していない。ブライアン3兄弟のデニス、カールはすで亡くなり、ブライアンも、かつての仲間と行動を共にしていない。残ったメンバーで、ビーチボーイズの公演は行っていても、もう違ったものになっている。新しいアルバムを制作できているのはブライアンだけだが、やはり、グループとしてのビーチボーイズの音が一番好きだ。そうなると、数々あるアルバムを聴き直すことになるのだが、このところ気にいっているのは、『FRIENDS』というアルバム。この時期のビーチボーイズは崩壊寸前で、アルバムとしては纏まりのない評価も低い作品として捉えられてはいるが、ブライアンの美しい曲、そしてデニスが積極的に参加したものなど、とにかく、小さな宝石のような作品の集まりといったような気がする。昔から、このあたりのアルバム、『SUNFLOWER』などは全て好きで、何度聴いても飽きない。このアルバムも、『20/20』と、この後のアルバムとカップリングされている廉価版。しかし、こちらはカールの明るく伸びる歌声が聴こえてくる嬉しくなってくるような内容。『FRIENDS』の地味さとはまた別の味わい。とにかく、こちらも名作。これからの季節に是非聴いてみてください。(h.n)