GOOD SWELL JOURNAL /

このところというか、冬からずっと聴き続けているのはFleet Foxes。シアトルの5人組のバンドで、アルバムには、ブリューゲルの絵をジャケットにいつも使っている。といっても、まだ、2枚ほどしか出していないし、1枚はミニ・アルバム。そのジャケットから語り掛けてくるかのように、その曲調は、バロック・ロックと本人たちは言っているらしいが、どこか大時代的な壮大なイメージ。ロビン・ペクノールドのボーカル、コーラス・ワークも素晴らしく、イギリス・トラッドをビーチ・ボーイズやゾンビーズなどのハーモニーを男臭く取り入れた感じ。フルート、バンジョー、マンドリンと楽器も様々なのだが、とにかく枠に嵌らず、自由な音楽への憧れといったものを感じる。好きなようにやったらこんな風になったという感じ。しかも繊細に。それだけに一度聴くとずっと耳に残り、何度も聴きたくなってくる。シカゴ音響派的な響きもあり、通好みなのも渋いところ。それだけに、たった1枚のアルバムしかないのに、すでに大人気。YOUTUBEで検索するとたくさん出てくるが、泣かせるのが、彼らの「Tiger Mountain Peasant Song」を、若い女性ふたりでカヴァーしているバージョン。その曲への想いが一気に伝わる。リンク先を書いておくので、是非聴いてみて欲しい。もちろん、ロビンがギター1本で歌う同曲もある。こちらも必見。とにかく曲が好い。それに影響されたのか、La Stradaというバンドも面白い。どことなくFleet Foxesと似ていて、こちらも、新しい音楽の流れの中に顔を突っ込んだという気がしてくるバンド。(h.n)