GOOD SWELL JOURNAL /

最近はずっとブルーグラス。中でもやはりドーグ・ミュージックと呼ばれる、デヴィッド・グリスマンの手によるフラット・マンドリンの超絶プレイ。それに近づけるはずもないのだが、フラット・マンドリンを手に入れて、それを弾いている時間が楽しい。小さい楽器だから車で出掛けるときも持ち込んで、暇さえあれば手にしたりしている。もともと、カントリー&ウエスタンなどで使用される楽器で、バンジョー、ギターといったミュージシャンと共にデヴィッド・グリスマンが、その奏法や楽曲のバリエーションにジャズ、スイングなどを持ち込み、かなり高度な音楽に行き着いた。その爽快なスピード感、音色の美しさなど、とにかく聴けば聴くほど、味わいも深く、心地好い。70年代くらいから始められた試みが、現在では、さまざまなミュージシャンの手によって、もともとはのんびりとしたブルーグラスと呼ばれるアコースティック楽器による演奏も、どんどん複雑に進化している。まだ、聴いたことのない人は、入門編として、このデヴィッド・グリスマンの『HOT DAWG』を手に入れ、是非、この独自な世界を体験して欲しい。寒い冬も、庭にこんな音を響かせれば、その乾いた音色はちょっとした小春日和。指がなかなか追いつかないのだが、少しでも近づけるように、とにかくこの冬は指を凍えさす間もないような特訓の日々。h.n