GOOD SWELL JOURNAL /

最近買ったCDの中で、一番懐かしいというか、やはり好いとつくづく思わされてしまうのが、THE YOUNG BLOODSの『Beautiful! Live in San Francisco,1971』というアルバム。タイトル通り、1971年のライヴ未発表音源だ。曲は、当時彼らがよく演奏していたものが並ぶが、この瑞々しさというのは、他に誰が真似できるだろうというほど、素人臭くもあるし、突き抜けた楽しい空気感といったものがある。ジェシ・コリン・ヤングのボーカルがなんと言ってもその突き抜けた雰囲気を作り上げているのだが、バナナの弾くエレピも清々しいものがある。THE YOUNG BLOODSは何枚かの秀逸なアルバムを残しているが、ジェシ・コリン・ヤングはソロになって、よりその活動を進化させて、サンフランシスコというか、カリフォルニアの風、空気といったものを歌い上げている。
活動のピーク時、自由に音楽を楽しむために、彼らの住む小さな村の中にスタジオを作り、そこでラクーン・レーベルというのを作り、仲間のアルバムをリリースしていった。  個人的には昔、葉山でSUNLIGHT GALLERYというギャラリーをやっていたが、その名前はジェシ・コリン・ヤングの作った彼らの「SUNLIGHT」という曲にインスパイアされたものだ。
久しぶりに彼らの音を耳にしたが、当然ながら、当時、彼らの音楽をわくわくして聴いていたときの気持が甦ってくる。そしてそれは、いまも決して忘れることなく、毎日の生活に流れている音楽でもあり、その新鮮さ、愉快さは、永遠に流れ続けて欲しい音楽だし、それによって形作られる風景も当時描いた夢をずっと語り続けてくれる。 h.n