GOOD SWELL JOURNAL /

最近よく聴いているのはThe ditty bopsというアビイとアマンダの女性2人組。ファースト・アルバムだが、プロデュースには、本人たちと共にミッチェル・フルームが名前を連ねている。アコーステティック・スイング、フォークとでもいうのだろうか、スイング感溢れるオリジナル・ソングをギター、フラット・マンドリンを器用に弾きこなしながら歌ってもいる。
まったくの新人でも、プロデュースにミッチェル・フルームという名前があるとつい聴いてみたくなる。「シークレット・ハート」など心に残る名曲を書き、歌っているロン・セクススミスのファースト・アルバムもこの人だった。とにかく少ない音でしみじみした雰囲気を醸し出すのが上手い人だ。それだけにアーティストの人選も間違いがない。
カナダで70年代から活躍し、美しいコーラスを聴かせるケイト&アンナ・マクギャリルというフォーク・デュオがいるが、彼女たちのデビュー当時を連想させる。それだけに、24歳くらいとまだ若いThe ditty bopsは歌声も溌剌としている。また、イントロのアレンジなども歯切れ好く、ヴァイオリン、スライド・ギター、トイ・ピアノなどのバッキングもキュート感があるが、本格的な雰囲気も隠し持っていてなかなか侮れない。彼女たちのHPでスタジオ・ライブ映像を観ることができるので、楽器の弾きこなし方なども見て欲しい(ステージングはちょっとぎこちないが)。ルーツ・ミュージックの沢山詰まっている世界の中から生れてきたグループのような気にさせるだけに、今後の活躍も楽しみだ。新しい年に、こういった初々しい歌声を聴いてみるのも悪くないはず。h.n