GOOD SWELL JOURNAL /

BORN FREE WORKSというフリー・スペースを自由が丘でしばらく続け、ケータリング・サービスやフード・コーディネイトなどを手掛けている馬詰佳香さんも古くから付き合いのある女性だ。彼女は以前は家具などを扱う会社にいて、その後、赤坂のTBSの傍でHUCKLBERRYという洋書店を任された。セレクトされた本の並ぶ小さな書店が増えてきた現在、いまはもう伝説のような場所になっているはずだ。
小さな店だったが、彼女のセレクトした本が小奇麗に並べられ、カウンターでコーヒーが飲め、展覧会なども行っていた。
葉山でSUNLIGHT GALLERYをやっていたときも、HUCKLBERRYで個展やグループ展など何度も開かせてもらい、みんなが作った手作りの雑貨なども販売してもらった。もう10年くらい前のことだ。
また、COW BOOKSの松浦弥太郎さんも一時、彼女の店の片隅を借り、ユースドの洋書を販売していた。
当時、雑誌の編集者、スタイリスト、ファッション関係者なども含め、みんなここに集っては時間を潰していた。赤坂といっても駅から遠く、限られた人しかやってこない場所でもあったし、インテリア、雑貨などを主流とした彼女のセレクトした本は店の雰囲気も含め、センスは抜群だったから、彼女の信用も絶大なものがあったし、彼女と話すということが、新しい情報や交友を手に入れることでもあったのだ。
現在、彼女は鎌倉に住み、葉山レストハウスのすぐ傍に新しい場所を構え、毎日サーフィンを楽しんでいる。彼女もようやく腰を落ち着けなければいけない年齢になってきて、これから何を始めていくのか楽しみな人のひとりだし、近所に住む貴重な仲間だ。