GOOD SWELL JOURNAL /

春の行事

毎年のことだが春先の波の無い晴れた日に、ルーフバルコニーの掃除と植木の植え替えをしている。性分なのか一度始めると色々なことが気になり、一日仕事になってしまうので、腰を据えてできる日に行うことにしている。例年ならば遅くとも4月の初めにこの行事は実行されるのだが、今年はなかなか条件が合わず、まだできていない。それでもやはり気になるので、植木の移動、雑草取りなどは少しずつ始めている。植物たちは本当に正直で、気候が暖かくなってくると突然眠りから覚め、伸びをするかのように、グングンと成長を始める。こちらは心の準備ができていないので「ちょっと待って」と思うのだが、そんなことはおかまいなしに日々動き始めるので、こちらは気が焦るばかりである。冬枯れした葉の間から新芽が出てきたジャカランダ、雑草が生え始めたブルーベリーのプランター、ちょっと窮屈になった鉢で植え替えを待つ多肉植物。日々新芽を空に向かって伸ばしていくリュウビンタイ。ルーフバルコニーの隅に溜まった落ち葉。暖かくなっていく日々の中、頭ではその行事の段取りが組まれていく。今年もそんな春がやってきた。自分自身も植物と同様に、気持ちのいい季節を、気持ち良く迎えるために心と体の準備をしつつ、次の休みの日が晴れて波が無いことを願うのだった。(ht)