GOOD SWELL JOURNAL /

奄美大島の夏

先日、奄美大島に行って来た。去年、今年と2度行く機会があったが、どちらも午前中に着いて、夕方には九州に戻るというスケジュールだったので、行ったと言っても滞在時間があまりにも短く、奄美の空気に少し触れただけ。今回は、休暇で、2泊することができ、十分とは言えないが奄美の島の風を感じることができた。
もともとは、僕らの商品を奄美で取り扱いたいという話があり、それが実現したことで行く機会が出来たのだが、奄美に対する知識はほとんど無かった。しかし、島はとても魅力的に思えた。生涯最後の絵を描くべく奄美に移住し、奄美の動植物画をテーマに独自の作風を築き、無名のまま生涯を閉じた天才画家、田中一村が見ていた風景がハワイととても似ているように思えたからだ。
島にいた3日間は、ほとんどの時間を海で過ごし、夜は、奄美特産の黒糖焼酎を飲んでいた。リゾート地のようなところでも、あまり開発が進んではいないので、とてものんびりとした時間が過ぎていく。だが、目の前には島の人たちの生活があり、それは紛れもなく、リアルな島の暮らしで、僕らが訪れる少し前に通りすぎた、台風の傷跡や話がとても生々しく感じられた。ただ、ここには、ハワイにも共通する人々を温かく抱擁してくれるような空気がある。それは、ALOHAという言葉そのもので、言葉は違うにしろ、島の人々がかけてくる挨拶の言葉には、ハワイの人たちと同じくらいリラックスした人との付き合い方を感じずにはいられなかった。(ht)