GOOD SWELL JOURNAL /

不都合な真実

この冬は日本の各地で平均気温が観測史上最高を記録しました。また世界的にも干ばつ、洪水,多発する大型のハリケーン等の異常気象が多く見られています。その原因とも言われている地球温暖化が大きな問題として新聞やテレビ報道等で毎日のように取り上げられています。映画でもアメリカ元副大統領、アル・ゴア氏が”An inconvenient truth” 「不都合な真実」で地球環境の危機的状況を訴えていました。ゴア氏がユーモアを交えながら講演している映像は軽いドキュメンタリータッチでしたが、そこで伝えられている内容はずっしりと重くとても深刻でした。このような報道や情報を見たり聞いたりするたびに僕の頭の中には同じ質問が自問自答され途方に暮れてしまう。
「僕は,そして私達は何をすべきで何が出来るのだろうか。」
それはこの問題の規模が地球レベルのマクロな環境問題であり、現代社会の経済主義との矛盾を考えてしまうと、個人レベルの僕たちが出来るミクロのことが、本当に何かの役に立つのだろうかという疑問を抱いてしまうからです。ただ単純に心の底から、今自分達がいる自然環境は最低限でも維持し、出来るならばより良くして次の世代に残したいと思います。身近なことでいえば子供たちが外で遊ぶことや海で泳ぐことが出来ない環境にはしてはいけないと。

「混沌とした時代の中で,人間が抱えるさまざまな問題を突き詰めると私達はある無力感におそわれる。それは正しい一つの答えが見つからないからである。 が、こうも思うのだ。正しい答えなど初めから存在しないのだと……..。 そう考えると少しホッとする。正しい答えを出さなくてもよいというのは、なぜかホッとするものだ。 しかし,正しい答えは見つからなくとも、その時代、時代でより良い方向を模索してゆく責任はあるのだ。」

(星野道夫/ノーザンライツより)

この言葉を常に頭の片隅に置きながら自分達が住む小さな環境で、小さな出来ることを実行することが大切なのかもしれません。(ht)