GOOD SWELL JOURNAL /

ミラノでAloha !?

七月にイタリアに行ってきた。商品の取り扱いがあるforte_forteの打ち合わせが主な用事であったが、それ以外にもひとつあった。うちの商品をイタリアで展開してみたいという話があったからだ。以前から知人が日本に来た時には店に寄ってうちのオリジナル商品を購入してくれていたが、その商品が彼の友人からも評判がいいので、イタリアで販売してみたらどうだという話をもらっていた。
「イタリアでALOHA-MAHALOはどうなの?」と初めは冗談半分に聞き流していたのだが、彼は会うたびに真顔で言うので、こちらも少し重い腰を上げ6月中旬にサンプルを送ってみた。イタリアではショールームというものがあり、そこが窓口となって色々なお店のバイヤーに販売をするのだが、今回は彼が紹介をしてくれたいくつかのショールームを通じてトライすることになった。
7月11日にフランクフルト経由でヴェネチア空港に着いた。初夏にイタリアを訪れるのは初めてだったのだが、とても気持ちがいい。特に今回宿泊したイタリア北部、ヴェネチア地方のThieneという田舎町はブドウ畑を囲む、のどかな丘陵地帯でいいところだった。日中は日差しも強く、気温が30度を超えるけれども、乾燥していて過ごしやすい。夜は羽織るものが必要なくらい涼しくなるのだがその寒暖の差もここちよく、夜は地元の小さなトラットリアのテラスで気持ちよく美味しい食事とワインを満喫するという数日を過ごした。
2日間のforte_forteとの打ち合わせを終え、3日目にうちの商品が並ぶボローニャのショールームを見に行った。広々としたショールームにはイタリア国内の商品だけでなく、世界中から集められた商品が並んでいた。ショールームのオーナーが気を使ったのかうちの商品は入り口に一番近いラックに並んでいた。ところが、商品は明らかに浮いていた。うち以外の商品はほぼいわゆる”チョイワル”。本当に笑ってしまうくらい某雑誌から出てきたような大きな衿のシャツにタイトなパンツそしてとんがった革靴。色も白、黒、グレー。イタリア伊達男の世界。今までに僕は袖を通したことが無い様な服ばかり並んでいた。それでもやはりこれがイタリアでは人気があるらしい。この人達が突然うちで扱うようなオレンジやピンクの短パンにTシャツ、それにビーサンという格好をしたらそれはそれで革命的だと思った。気を取り直しお土産で持ってきたビーサンをディスプレーに使い、サンプルの陳列を直した。そしてオーナーに挨拶をしてショールームを出た。
「イタリア人に葉山ドレスコードを教えるのは時間がかかりそうだな。」と思いつつもACミランの選手がいつかHONOLULU-TIMEを着ることを想像しながらボローニャを後にした。(ht)