GOOD SWELL JOURNAL /

シグとの夏

今年の夏、シグ・ゼーンとのイベントを予定している。以前から彼とは話をしていたことだが、今年はやっと実現できそうだ。主には彼の妻であるナラニ・カナカオレのアコースティックライブで、シグの息子クハオのフラも予定している。シグの妻ナラニはフラに係っている人達にとっては神格化されているイーデス・カナカオレの娘で、彼女も現在のフラを代表する人だ。日本にも色々なところから招待を受け、ハワイの伝統文化やフラを伝える役割に大きく貢献している。
シグ・ゼーンとの出会いからハワイに魅力を感じ、そして彼の生地を通じてハワイや彼のお店があるヒロの町に吹く風や空気、湿度などを伝えることが出来ればと思っていましたが、今回のライブはそれをより明確に感じてもらえる良い機会になりそうです。
ライブを行う場所を考えた時に、先ず自分達が生活をする場所である葉山を思い浮かべました。それは、葉山の持つバイブレーションを彼らにも感じてもらいたかったからです。そしてもうひとつ頭に浮かんできたのが奄美でした。ここ数年夏に奄美を訪れ、そこに流れるあたたかい島の風や、ゆっくりと流れる時間、そして島人の素朴さにすっかり魅了されている僕にとっては、このライブを行うには一番相応しい場所に思えました。多くの人達に来てもらうには奄美という場所は難しいが、この機会を共有できる人にとってはとても素晴らしく気持ちのいい時間を過ごしてもらえると思います。
日本列島はアーキペラゴと呼ばれていてひとつの海域に浮かぶ島々を意味します。そこでは国家や民族を越え、お互いが微妙に異なった特性を持ちながら、多声的なゆるやかなネットワークで反響し、共鳴していたそうです。
このライブを通じてゆるやかなネットワークが存在することを感じる夏にしたいと思っています。(ht)